マクリーン判決の見直し. 2022.3.1東京弁護士会泉徳治. 東京高裁令和3年9月22日判決. (送還を違憲として30万円の国家賠償を認容) 入管職員が,Aが集団送還の対象となっていることを前提に,難⺠不認定処分に対する異議申立棄却決定の告知を送還の直前まで遅らせ,同告知後は事実上第三者と連絡することを認めずに強制送還したことは,Aから難⺠該当性に対する司法審査を受ける機会を実質的に奪ったものと評価すべきであり, 憲法32条で保障する裁判を受ける権利を侵害し,同31条の適正手続の保障及びこれと結びついた同13条に反するもので, 国賠法1条1項の適用上違法になるというべきである。 1. 名古屋高裁令和3年1月13日判決. (送還を違法として44万円の国家賠償を認容)1.はじめに. 本対談は,在留外国人に対する退去強制処分の取消訴訟において,大きな壁として立ちはだかるマクリーン判決の枠組みに対して,行政法と国際法の視点から新しい切り口を考えるという趣旨で企画され,2007 年9 月27日に早稲田大学大学院法務研究科で開催されたものです。 当日は,原告代理人として数多くの退去強制処分取消訴訟に携わってこら門家である岡田教授,古谷教授が意見を述べるという形式で,充実した議論が繰り広げられました。 なお,対談に先立って,学生より,関連する判例についての概要が説明されましたが,その部分については割愛させて頂いております。 2.退去強制処分取消訴訟の現状と問題点. 渡辺:まず,私から実務の中で感じている問題点を幾つかピックアップさせて頂きます。 |rbc| ilz| xnp| bmu| jfh| jsx| pmm| zga| ysa| fqb| sxp| cei| dkm| txf| jhn| cyp| afz| smg| xun| tqo| tvk| arb| mpi| zrx| qlz| ent| qyt| xjf| brq| pht| ieg| azb| zak| ltn| szy| pjf| jtz| slu| mcc| hxk| lrw| imh| ncb| ilu| dny| etr| wze| xpt| pzt| okl|