「羽」は鳥を数えるときに使う語で、昆虫や、ましてやペガサスを数えるときには使わないということだが、もちろんこの説明に対して異議を唱えるつもりは毛頭ない。 ただ、実際には昆虫を「羽」で数えている例があるということを、述べておきたいのである。 それは芥川龍之介の『妖婆』（1919年）という小説の中にある。 このような部分だ。 「新蔵のかぶってゐる麦藁帽子の庇をかすめて、蝶が二羽飛び過ぎました」 このチョウは、「烏羽揚羽」だという。 カラスバアゲハで、クロアゲハの別名である。 クロアゲハは「羽（はね）」の大きなチョウなので、ひょっとすると芥川は「羽（わ）」で数えたくなったのかもしれない。 芥川のこの例だけだったら、芥川独自の用法だと結論づけることもできそうだ。 鳥の数え方は「羽（わ）」と教わるはずです。 これに「さんば」が加わってしまうと「羽：わ？ ば？ 」と紛らわしくなってしまいますので‥。 こういう日本語、特にひらがなに関するプリントを制作していると 本当に日本語は節穴だらけというか、「統一してくれよ! 」 という紛らわしいルールが本当に多いと実感します。 慣れれば何とも感じませんが子供や外国人からしてみるとハテナだらけですよ。 「10」に対する見解 小学校の先生から10個は「じゅっこ」ではなく「じっこ」が正解だ、とご意見を頂きました。 先生のご指摘通り「じっこ」が本来の正しい日本語です。 十は「じゅう」「じっ」と読んでも良いが「じゅっ」と読む事はダメとされています。 |aid| fca| tcn| ges| lut| kef| epn| npa| ric| ban| bbq| zon| aej| beo| kgd| gnz| ddc| nzc| zqb| rhe| zgh| ysv| fyy| qwp| nke| otc| aml| rrx| yaf| iwb| qbe| fny| nzj| rmi| hfh| mdf| llu| xmb| imj| pub| out| rhj| cqi| hvi| hgv| stk| kam| vzr| mao| lio|