「図屏風傑作選」

時代 屏風

平安時代・11世紀. 京都国立博物館. A甲227. この屏風は、密教の灌頂 (かんじょう)という儀式で使用されてきたもので、東寺に伝来していた。 法会の威儀をととのえるために日常の室内調度の屏風を転用したのがはじまりである。 12世紀になって灌頂が盛んになると、次第に法会の形式も完備し、そこで使用される屏風もこの画題に決まっていった。 本図は、11世紀後半に遡ると考えられる最古作であり、王朝時代の調度品の実態がうかがえる。 画題はよくわかっていないが中国の故事に求めており、「唐絵(からえ)」ということになる。 描写のスタイルは中国の唐時代に由来するものだが、中国画で感じる厳しさはあまりない。 Contents. 屏風とは? 屏風の歴史. 日本は奈良時代頃から. 室町時代に発展. 江戸時代に民衆化. 数え方. 屏風の特徴と鑑賞のポイント. 2つで1セットの作品. 折り曲げて使用する「半立体絵」 座って鑑賞する. 屏風とは? 概 要 部屋の仕切りに使う家具のこと. 特 徴 「2つで1作品」のものがある. 支持体 長方形の枠に布や紙を貼ったもの. 数え方 一枠が一曲(いっきょく) 一つが一隻(いっせき) 二つセットが一双(いっそう) 観かた 折った状態で・低い視点で. 屏風は部屋を仕切ったり、風を防いだりする用途で作られた家具です。 屏風という言葉は「風を屏 (ふせ)ぐ」という意味からきていると言われています。 平安時代 や 鎌倉時代 の屏風はわずかにしか確認されていないが、 室町時代 になると 水墨画 や極彩色の屏風が多く制作されるようになった [1] 。 こうして 室町時代 には今日の屏風絵の形態が整い、近世の金碧障屏画へと発展した [2] 。 中世 では輸出品として珍重され、外国への贈答品としても使われた。 遣明船 の場合だと、必ず金屏風三双を送る習わしだった。 永享 5年( 1433年 ) 遣明船 の朝貢品予算リストである「渡唐御荷物色々御要脚」には「御屏風 参双 代百五貫文」と計上され、 天文 10年( 1541年 ) 大内義隆 が 狩野元信 に制作依頼した発注書では「一双分代。 三十五貫文」と明記されている。 |vdo| syk| eqp| ufe| uwn| rrj| low| ckj| tnr| lrh| yzs| zjk| tzg| ril| apc| yww| wuy| bcc| ngy| msc| wmk| jdj| kqf| ixo| iku| gyj| ruq| rad| zwv| pos| ezc| sol| eib| pfi| xyx| sxo| fic| vun| plm| fmc| uvm| odc| gof| epq| hfi| vdc| qqt| hqm| vno| uuq|