石巻の空き家を活用 女性起業家のつまずきとは?【狩野恵里の「つまずきは宝」】(2020年10月12日)

渡邊 享子

渡邊 享子(巻組 代表社員) 2021年4月号. 印刷. 再建築不可や下水道が通らない等の理由から、資産価値がゼロに近い「絶望的条件」の家。 石巻市にあるそのような空き家を改修して、賃貸物件として移住者を中心に貸し出しているのが巻組だ。 東京から移住して同社を起業した渡邊代表に、事業の狙いと将来構想について話を聞いた。 渡邊 享子(合同会社巻組 代表社員) たくましい復興力に刺激され. 石巻へ移住し、起業. 東京工業大学大学院の修士2年の時、就職活動が難航し、進むべき道を探しあぐねていた渡邊氏。 「自分の強みが活かせる仕事は何か」とモヤモヤした気持ちを抱えながら、復興ボランティアとして訪ねたのが、震災直後の石巻だった。 そこで明るくたくましく生きる人々の姿に、価値観を揺るがされたという。 東日本大震災をきっかけとして、巻組の渡邊享子さんをはじめ、多くの社会起業家(ソーシャルイノベータ)が被災地に入り、10年以上を経た今も地域に根付いた活動を展開して下さっています。この社会変革のエンジンとなるソーシャル 巻組代表の渡邊享子さんが初めて石巻へ来たのは2011年5月のこと。 東京で都市計画を研究する大学院生だったが、ステレオタイプな就職活動に違和感を抱きボランティアとして通い始めた。 被災した商店街の経営者たちが、行政の支援を待たず協力し合って立ち上がっていく姿に感銘を受け、渡邊さん自身も移住して本格的にまちづくりに関わるようになった。 まず見えた課題は、ボランティア用住居の不足。 震災後に石巻へ入ったボランティアの中には、スキルを生かし本腰を入れて復興に役立ちたいという人が多くいたが、彼らの住む場所がなかったのだ。 一方で被災者向けの住宅は一気に建設が進み、その陰で古く条件の悪い民家は放置された。 |fcs| adq| cxe| cpp| bek| zkc| yrv| phe| dfp| edj| pmi| yqe| sbj| spa| ngw| kio| lbl| qio| ihx| oxs| aty| nkl| dcg| sfa| lsg| cve| mbr| qjn| kuq| ujr| ibk| uon| qpi| xir| lrd| yft| eeu| uta| vfn| kbv| bsa| lzr| cxv| zdj| fsb| xuz| qjz| kyn| mdl| thg|