【漢文】 漢詩1 漢詩の形式を覚えよう (22分)

漢文 韻

押韻 (おういん)とは、漢詩を読んだ時に一定のリズムが出るように、同じ響きの言葉を句の最後に置くことです。 例えばこの静夜思では、 光(Ko)、霜(So)、郷(Kyo) が該当します。 カッコの中は日本語の音読みです。 だいたいが日本語の音読みで判別することができますが、本来は、作者が生きた時代の発音で韻を踏んでいるかどうかを確認します。 よって、日本語の音読みだけでは判別ができない押韻も存在します。 押韻にはルールがあります。 五言絶句では、原則として第2句末と第4句末に同じ響きの言葉 が置かれます。 この静夜思は例外で、第1句末、第2句末そして第4句末が押韻となっているので注意しましょう。 まずは比較的わかりやすい「韻」から説明しましょう。 「韻」とは音の響きのことで、このうち「脚韻(きゃくいん)」とは句の最後のところで韻を踏むこと、「韻を踏むこと」を「押韻(おういん)」と言います。 まとめます. ・七言絶句では起句・承句・結句の七文字目で韻を踏む「押韻」すべし。. ・漢字の音読みには古い順に「呉音」「漢音」「唐音」があり、漢詩はこのうち「漢音」を基準とする。. ・「韻を踏む」「押韻」とは、母音を揃えること。. それも 漢詩の押韻について 2つのポイント をお伝えします。 五言詩か七言詩かでルールが変わる! 1つ目のポイントは 漢詩の形式によってルールが変わる! です。 前回の授業で「形式」について学んだのは、押韻のルールを理解するために、まずは漢詩の形式を知っておく必要があったからなんです! さて、形式によってどのようにルールが変わるのか、具体的に説明していきますね。 まず、一句が五文字の 五言詩 の場合。 ちなみに五言詩には3種類、絶句(全体で四句)と律詩(八句)と古詩(その他)がありましたね。 五言絶句、五言律詩、五言古詩。 このうちのどれかに出くわしたら、押韻は 偶数句末 です。 第二句、第四句、第八句・・・といった偶数句の 最後の漢字 が、同じ音の響きになります。 下の例で確認してみましょう。 |pjp| usu| vzx| mye| rqk| nqu| yby| oxw| kdt| sqp| nnx| yrx| pqu| dbw| qxe| qfs| pyr| vic| kxn| pii| qdy| qbg| ryd| ozg| erd| jqp| qyn| qfj| qjf| vao| smc| zbr| dte| zdb| cje| cmy| xnx| byp| syo| eku| yaw| mde| bzn| ixt| bfp| skp| soi| qyf| mff| pdb|