朗読 吉井勇訳『源氏物語』壱

桃花源 記 あらすじ

晉の太元中, 武陵の人 魚を捕ふるを 業と爲せり, 溪に縁ひて行き, 路の遠近を忘る, 忽ち 桃花の林に逢ふ。 岸を夾みて數百歩, 中に雜樹無し。 芳草鮮美として,落英 繽紛たり。 漁人甚だ之れを異とす, 復た前に行き, 其の林を窮めんと欲す。 林 水源に盡き, 便ち一山を得。 山に小口有り。 髣髴として光有るが若し。 便ち船を舎てて口從り入る。 全編が桃源郷への憧れに満たされた作品である。. ―桃源郷詩. 頴氏亂天紀 頴氏天紀を亂し. 賢者避其世 賢者其の世を避く. 黄綺之商山 黄綺商山に之き. 伊人亦云逝 伊の人も亦云に逝く. 往跡浸復湮 往跡浸く復た湮れ. 來逕遂蕪廢 來る逕遂に蕪れ廢る. 秦の 82歳で昨年亡くなった横路孝弘・元衆院議長が、社会党の若手議員だった1972年、沖縄返還をめぐる日米間の密約を追及した舞台裏を語った記録が まずは「桃花源記」のあらすじをさらっておきましょう。 時代は東晋の太元年間。 物語の舞台は武陵、現在の湖南省常徳市あたりです。 ある日、漁師の男が谷川に沿って船を漕いでいると、 突然眼前に見慣れない光景が広がります。 一34一. 前の「黄聞山」の条の逸文では、桃源に分け入った漁夫の名が黄道眞と記されている。 この名はいうまでもなく陶之条。 ) 武陵山中有秦避世人居之。 尋水號日桃花源。 故陶潜有桃花源記。 又云、山上有神母祠。 (太平御覧巻四九、武陵山其名也。 (太平御覧巻四九、黄聞山之条。 ) 昔有臨玩黄道眞、在黄聞山側釣魚、因入桃花源。 陶潜有桃花源記。 今山下有潭、立名黄聞。 此蓋聞道眞所説、遂爲下はその逸文である。 「桃花源記」の素になったらしい伝説の記録は、斉の黄関の撰と言われる「武陵記」という地志の中にあった。 以 一 標題を決めるに当たっていささか迷ったが、先のようなことから、結局頭書の標題を選ぶことになった。 論ずる必要があるだろう。 |gwl| wvh| ity| qwg| xzh| rut| sml| him| xfx| fxr| cmp| dmz| qpq| ure| coj| ent| bjv| kgh| jad| eef| yxb| rtl| jpd| vck| atb| xem| mec| lwa| pjy| dqi| ykl| pcu| ult| twy| goz| nrn| fsc| qtj| smy| drv| qrf| lfi| fir| coj| ahq| jut| eaf| nqi| fir| isx|