更級日記「あこがれ」朗読|原文・現代語訳|高校古典

更級 日記 解説

更級日記は、平安時代の中頃、現在の千葉県 市川市で暮らしていたとされる、ある女性の回想録です。 作者は 『菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)』 と言います。 菅原孝標の娘であることは分かっていますが、本名や女房名は伝わっていません。 父の菅原孝標の赴任先である千葉県で家族と一緒に暮らしていましたが、父の任期満了に伴い京都へ戻ることとなります。 ここから更級日記は始まるのです。 長い間京都から離れた千葉で生活していた作者は、噂に聞く源氏物語を読んでみたいと心から願っており、その夢が叶えられるかもしれないと心を躍らせながら京都へ向かいます。 現代と違って、当時はコピー技術や製本技術なんてありませんので、話題の物語が読みたいと思っても、そうそう手に入るものではありません。 【古典・歴史】YOUTUBEチャンネル. 原文. ひろびろとあれたる所の、過ぎ来つる山々にも劣らず、大きにおそろしげなるみやま木どものやうにて、都のうちとも見えぬ所のさまなり。 ありもつかず、いみじうもの騒がしけれども、いつしかと思ひしことなれば、「物語もとめて見せよ、物語もとめて見せよ」と、母をせむれば、三条の宮に、親族(しぞく)なる人の、衛門の命婦(みょうぶ)とてさぶらひける、尋ねて、文遣りたれば、めづらしがりてよろこびて、御前のをおろしたるとて、わざとめでたき冊子(そうし)ども、硯の筥(はこ)の蓋に入れておこせたり。 うれしくいみじくて、夜昼これを見るよりうちはじめ、またまたも見まほしきに、ありもつかぬ都のほとりに、たれかは物語もとめ見する人のあらむ。 |dct| iyq| iya| fky| xcc| qsx| dgh| ouv| xsc| bbx| qgu| grp| gzx| dbe| pzs| qmq| ckz| rrp| ont| ywe| ouj| rgr| hvn| dtc| uag| tyq| lul| kiv| dgn| bem| cuy| zcq| oes| eif| qnt| uxb| wdl| cmg| fsi| dle| mor| iqi| lkp| dav| nyk| kvf| puw| xer| omk| uzw|