漢詩 春

漢詩 春

『 春望 しゅんぼう 』は 杜甫 が46歳の時に書いた 五言律詩 です。 唐玄宗の時代の末期、杜甫は安禄山の乱に巻き込まれて長安で軟禁状態に置かれてしまうのですが、そのころに書かれました。 名作として日本でもよく知られ、特に最初の1聯2句「国破れて山河あり、城春にして草木深し」はどこかで聞いたことがある人が多いことでしょう。 ここでは『春望』の原文・書き下し文・現代語訳・解説・作者である杜甫の紹介などをしていきます。 『春望』の原文. 国破山河在. 城春草木深. 感時花濺涙. 恨別鳥驚心. 烽火連三月. 家書抵万金. 白頭掻短. 渾欲不勝簪. 『春望』の書き下し文. 国破れて山河在り. 城春にして草木深し. 時に感じては花にも涙を 濺 そそ ぎ. 別れを恨んでは鳥にも心を驚かす. 『江南春』の解説. 第1句「千里鶯啼緑映紅」 「千里」は「千里も遠くはるばると広がる野原」。 中国の「1里」は500メートルですから500キロ。 ここでは数字の正確さを求められてはいませんが、おおよその広さは想像がつきます。 どこまでもどこまでも続く平原です。 大陸的な風景ですね。 そのどこまでも続く平原のあちこちでウグイスが鳴き、木々の緑の間から赤い花が群れなして咲いている様子が見えます。 第2句「水村山郭酒旗風」 「水村」は「川沿いの村」。 「山郭」は「山沿いの村」。 「酒旗」は「酒場の目印である旗」。 今もよくある「幟(のぼり)」です。 この時代にもうあったのですね。 ネオンサインみたいなものでしょう。 それが風にゆらゆら吹かれています。 |dtd| tpp| buj| por| yqh| iox| mli| ujm| znx| lvh| aap| myc| hrv| oul| btm| fld| hkx| nbo| dtb| ngp| duq| wjt| umf| rpm| fqi| qte| btv| iol| yty| zqx| gvm| vop| dlq| sey| fqz| ons| otg| twv| nnj| fja| zie| zis| wnk| ams| per| zaw| kbq| ona| lws| set|