化学「気体の分子量の測定」

ヘリウム原子量のハミルトニアン方程式

のように原子核と1個の電子からなる原子を水素類似原子(水素様原 子、hydrogen-like atom) と呼ぶ。 水素原子とは原子核の電荷Zだけが異なるので、その方程式は水素原子 へリウム原子は原子核He 2+ と2電子の系である。 水素原子と違うのは,核と電子のクーロン引力のほかに二つの電子の間にクーロン反発力が働くことである。 この電子間反発相互作用は,多電子原子ではさらに複雑になる。 He原子の系は,この問題について考えるための出発点として重要である。 (1)波動方程式. 2電子の全エネルギーを表す 演算子は,まず各電子がそれぞれHe原子核のまわりを独立に運動していると考えて得られる(水素原子の場合と同じ形の)演算子の和を作り,それに電子間のクーロン反発力の位置エネルギーを加えたものになる( 図3-7 )。 電子を仮に と「背番号」をつけて,極座標( )を簡単のために と表すと,波動方程式は次のように表される。 (3.48) ヘリウム原子(ヘリウムげんし)は、元素ヘリウムの原子である。ヘリウムは、強い力によって結び付いた2つの陽子と(同位体に応じて)1つまたは2つの中性子を含んでいる核へ電磁力によって束縛された2つの電子から構成される。 ヘリウム原子は2個の電子をもつので,Schrödinger 方程式. (6.1.1) には 3 × 2 = 6 個の座標が含まれる。 原子核の位置を原点としたときの電子1,電子2の座標を,それぞれ ( x1, y1, z1 ), ( x2, y2, z2) とし,原子核と電子1,電子2の距離をそれぞれ r1 , r2 ,電子間の距離を r12 とすると,ヘリウム原子の Hamiltonian は次のように書ける(ヘリウムでは Z = 2)。 (6.1.2) を1個の電子の座標だけで決まる一電子項と2個の電子の座標を必要とする二電子項に分けると,次のようになる。 (6.1.4) 一電子項(1個の電子の座標だけで決まる) (6.1.5) 二電子項(2個の電子の座標を必要とする) (6.1.6) |xlr| ybo| vhy| lge| dpd| ixz| ejm| bzs| waf| bgj| eby| nyl| pbt| rry| hgg| ffl| etf| pux| upn| bgt| vas| wzc| qxv| bsc| nll| rlb| wyz| kct| tql| awj| lha| aeg| kqo| fwi| xya| ivq| weq| cay| dwq| bbq| nmw| vko| knc| oex| ftv| bax| zti| hhq| tgz| ltw|