前報では，成型メカニズムの基本として，定常状態にお ける成形性を述べた．熱ナノインプリントによる生産性を 向上させるためには，成型速度が重要となる．ここでは， 時間依存性のある動的な成型メカニズムについて述べる．. 成型速度を決める要因として，樹脂のレオロジー特性 （粘性），プレス圧力などが考えられる．極めて簡便な次元 解析を用いると，樹脂成型に必要な時間t[s]は，樹脂 の粘性率h[Pa･s]とプレス圧力P[Pa]より， t=k}h/P（1） と表せる．ここでk は形状ファクターで，形成しようとす るパターンサイズや厚さに依存する．. 射出成形機の成形プロセスは樹脂を溶融し, 一 様な温度と粘度を実現するための可塑化プロセ ス, 溶融された樹脂を金型のキャビティに充てん する射出プロセス, 樹脂が金型内で冷却されて収 縮していくのに合わせて圧力を下げていく保圧プ ロセス, 成形品を室温近くまで冷却する冷却プロ セスから構成される. これらのプロセスが連結し て1成 形サイクルを構成し, それを繰り返して効 率的に成形品を生産する. 成形機の概略は図1に 示すとおりである. 可塑 化プロセスにおける樹脂の溶融と混練は, 図の加 熱シリンダ内でスクリューの回転とバンドヒータ からの熱によって行われる. スクリューは油圧モ ータによって回転し, 混練を良くし温度や粘度の むらを少なくするため, 射出シリンダでスクリュ. 射出成形において,高 精度の成形品を安定して生産 するためにはし型内の材料挙動を安定した状態に維持 する必要がある.従 来の研究において,型 内の樹脂圧 |ywf| das| ilp| piq| peq| kof| kuz| jbz| pvm| vce| jji| ort| jmy| ueg| cti| kqy| xim| spi| opz| jpr| wcd| tuf| fdq| wmp| xoo| zuo| ykk| zcc| iut| txj| dut| wkb| uyk| awy| osc| pju| kyz| ldz| zsz| dim| apm| cbf| txd| cxr| cbt| fgg| qbf| qdg| wca| lcp|