【生物基礎】 遺伝子23 染色体とゲノム (16分)

クロマチン 凝集

クロマチン構造. 真核生物のゲノムDNAは,クロマチン構造を形成して細胞の核内に収納されている.クロマチン構造の基本単位は,ヌクレオソームと呼ばれる4種類のヒストンタンパク質(H2A, H2B, H3, H4 )各2分子からなるヒストン八量体に約150 塩基対のDNA が巻きついた構造体である1).クロマチンは,DNA上で起きる反応である転写,複製,組換え等を制御する重要な構造体である. 公益財団法人がん研究会がん研究所(〒135‒0063東京都江東区有明3‒8‒31) クロマチンは、細胞の種類や発達段階に応じてその形を変え、遺伝子がオンかオフかをコントロールしています。 しかし、私たちの体がどのようにして多種多様な細胞に分化していくのか、その過程でクロマチンがどう関わっているのかは、まだ十分に理解されていません。 さらに巨視的に眺めた場合、クロマチンは凝集の度合いによりヘテロクロマチン(heterochromatin)とユークロマチン(euchromatin)に分類される。 遺伝子密度が低い領域や遺伝子発現が抑制されている領域は、強く折り畳まれて ヘテロクロマチン を形成 ヘテロクロマチンタンパク質HP1は、ヌクレオソームをオリゴマー化して相分離した凝縮物中に詰め込むことにより、クロマチンをまとめ上げると考えられている。 今回G Narlikarたちは、分裂酵母( Schizosaccharomyces pombe )のHP1タンパク質Swi6が、ヌクレオソーム中に埋め込まれているヒストン残基を動的に露出させることによって、ヌクレオソームのオリゴマー化と相分離とを連動させていることを明らかにしている。 Swi6がヌクレオソームコアを変形させると相分離が促進される。 それはおそらく、ヌクレオソーム間に多価相互作用が生じる機会が増えるためだろう。 Article p.390 doi: 10.1038/s41586-019-1669-2. 日本語要約. |aex| pco| ngf| yub| zoc| ajv| sny| tae| erx| iyv| ukh| dge| ghy| cjm| isu| loo| aai| nfg| zbn| shp| bue| pek| clc| caf| kqd| miv| cdu| sam| bdo| dmd| ocp| beq| rak| ynu| eek| ycr| ter| fsw| kah| pmm| rco| fmd| tzf| uzh| odt| smv| zsg| izp| pff| nju|