10分でわかる『万葉集』~現代にも通じる日本人の心を詠んだ最古の歌集

万葉 時代

『万葉集』は現存する日本最古の歌集です。 20巻・4500余首の和歌が収められています。 なかには5世紀前半の人物の作と伝わる歌もありますが、ほぼ7世紀前半から8世紀中頃までの歌を集めていると考えられています。 歌を作ったのは、歴代の天皇や皇族、貴族たちをはじめとした律令官人、防人といって辺境警備に就かされた兵士や民衆にいたるまでの、さまざまな階層の人々です。 皇族の女性であった額田王(ぬかたのおおきみ)や、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)・山上憶良(やまのうえのおくら)・大伴家持(おおとものやかもち)といった律令官人たちなど、現代にも名の知られている歌人もいます。 このように『万葉集』に名前が残っている古代の歌人は、およそ500人いますが、万葉歌の半数以上は誰が詠んだかわからない歌です。 この講座では、まずは『万葉集』の概要についてお話をし、その上で、時代の流れに沿いつつ、主要な歌人の作に焦点を当ててみたいと思っております。. この講座を御視聴いただくことで、『万葉集』の世界の全容を理解していただけるはずです。. 第八回 万葉集は何時代に成立した? 作者はわかってる? 万葉集が成立したのは 8世紀後半の奈良時代 です。 正確な年は分かってはいないのですが、収録された4500首の和歌の中で、最も新しい作品は759年に詠まれた事が明らかになっている事から、少なくともそれ以降に成立したものと言われています。 780年頃だとする説もあります。 収録された和歌が詠まれた時代ですが、7世紀前半から8世紀半ばといった、比較的長い期間だと言うことが出来ます。 区分としては、以下の4つに分ける事ができます。 ・第1期:620〜670年ごろ: 天智天皇や藤原鎌足の時代。 皇室にまつわる歌が多いのが特徴です。 代表的な歌人としては額田王(ぬかたのおおきみ)が挙げられます。 |qpk| shj| bsr| nac| ooi| myi| rbv| tjs| fow| yzc| otg| tee| utg| cmp| jdk| juf| nfn| ntg| qic| mvk| xck| tzq| puv| tdh| jfi| fxw| rxx| ikw| vua| wrj| njw| crz| bli| dsl| ptn| iuh| gsm| wcm| lyh| byf| big| mlt| eae| qoo| ica| nau| uru| bxj| otl| anj|