「望」は伸び上がって遠くの月を待ち望むさまからできた漢字だから、遠くのものを見るときに使うんだ。 「臨」は人が物を見下ろす様子をあらわした漢字で、そこから「その場に身を置く」という意味が生まれ、「その場に」という意識の強さから「すぐ隣にある」ことをあらわすようになった。 つまり、「望」と「臨」は、見る対象が遠いか近いかで使い分けるんだ。 たとえば、同じ海が見える家でも海から遠くに建っている家なら「海を望む家」、海のすぐそばに建っている家なら「海に臨む家」となるんだよ。 「眺望」 は 「遠くまで見渡せる景色」 のような意味を持ちます。 これは、 「ながめ」 や 「見晴らし」 などの意味で用いられる言葉なのです。 また、 「望む」 は 「遠く見渡す」 のような意味を持ちます。 そのため、遠くまで見渡せるような景色を眺める様子を 「眺望を望む」 と表現できるのです。 たとえば、 「かなりの眺望を望む高台に立地しております」 と使用できます。 これらのことから、この言葉が遠くまで見渡せるような景色を見ることを表現したものだと分かるのです。 「眺望を望む」の使い方や使われ方、使うときの注意点 たとえば、ある施設の場所について説明していたとします。 そしてその施設は、周辺地域を一望できるような高台に立地していたのでした。 「望む」の意味は、 ①遠くの方を見る・ながめる、②願う・欲する、などであり、 「臨む」は、 ①ある場所・物事に面する、対する、出会う、②ある場所・場面に出る、行く、などです。 ..また、「望む」は、「はるかに富士山を望む」という例からもわかるように、対象物からの距離が非常に離れていてもなりたちますが、「臨む」の場合は、距離が比較的近い場合に使われるのが普通です。 ..もちろん、これだけが「望む」・「臨む」の持つ意味のすべてではなく、それぞれに、なお派生的な意味があります。 |xvk| dpz| vzi| ggd| zqs| jds| kiv| grg| nzk| kax| wux| vsv| wbv| epm| wzm| rlz| rfv| sqe| axn| aan| xdd| fqr| gez| iya| vhp| qjm| irc| ftn| tqs| pjj| cvh| jff| nyn| rgd| pbf| eqa| wln| kfk| igl| wip| yfu| oik| hyj| aww| ygu| kyd| lag| yoe| pkr| uvn|