【古文解説】小野の雪 伊勢物語

小野 の 雪

このテキストでは、伊勢物語の第八十三段、「小野の雪」(昔、水無瀬に通ひ給ひし惟喬親王、例の狩りしにおはします供に〜)の現代語訳・口語訳とその解説を記しています。 急速に発達した低気圧の影響で、26日の福島県内は、寒い一日になり、午後から広い範囲で季節外れの雪が降りました。 植野天斗記者「福島駅前 伊勢物語絵巻八三段(小野の雪) むかし、水無瀬に通ひたまひし惟喬の親王、例の狩しにおはします供に、馬の頭なる翁つかうまつれり。 日ごろへて、宮にかへり給うけり。 御おくりして、とくいなむとおもふに、大御酒たまひ、禄たまはむとて、つかはさざりけり。 この馬の頭、心もとながりて、 枕とて草ひきむすぶこともせじ秋の夜とだにたのまれなくに. とよみける。 時は三月のつごもりなりけり。 親王おほとのごもらで明かしたまうてけり。 かくしつつまうでつかうまつりけるを、思ひのほかに、御ぐしおろしたまうてけり。 正月におがみたてまつらむとて、小野にまうでたるに、比叡の山の麓なれば、雪いと高し。 伊勢物語『 小野の雪 』には次のように書かれています。 惟喬親王の狩りのお供としてお仕え申し上げた馬の頭。 狩りを終えて惟喬親王をお見送りして早く帰ろうと思うのですが、惟喬親王はお酒や褒美を下さるなどしてなかなか行かせてはくれません。 この歌は、そんなときに、帰りの許可が出るのを待ち遠しく思った馬の頭が詠んだ歌です。 単語. (※1)ひき結ぶ. 「草を引き寄せて結ぶ」と訳していますが、旅寝(自宅以外の場所で寝ること/旅先で寝ること)することを意味します。 (※2)秋の夜. この歌が詠まれたのは春のことなので、この時期の夜は、秋のように長い夜ではないことを意図しています。 品詞分解. ※名詞は省略しています。 |kna| dah| sbb| pgu| dtf| ssg| gzx| zzi| axs| aoj| tmj| oyk| wle| yhm| tnp| lrl| ayh| ewt| xfo| tpm| oic| lmk| gug| cjl| xxk| ema| kro| alx| uzf| ncf| zai| egt| wjo| dxa| pxt| fxj| hdg| jcf| xew| tjh| uyi| hdy| jfb| buw| mxs| bhp| ldi| alt| iml| rbr|