ポリ酢酸ビニル(PVAc)の ケン化反応については著 者らにより詳細な研究が行なわれ,ケ ン化により生じた 水酸基が,こ れに隣接して存在する未反応エステル基の 反応を促進すること,2価 のアルコールのジアセテート のケン化反応における同様な加速効果は,側 鎖基間の空 間的距離の小さいものほど大きいことが認められてい る3)。 このような結果から,PVAcの 立体構造が異なる と,隣接側鎖基間の空間的距離,し たがって反応加速効 果に差異をきたすことが期待される。 またポリアクリル 酸メチルのケン化反応2)と同様に,試 料の立体構造が異 なると隣接側鎖の立体障害の程度が変化し,こ のために 反応初速度に相違をきたすことも期待される。 前述のことから,結 晶性などの異なるPVA試 料を. (1)ポリビニルアルコールは,対応するビニルモノマーの重合反応ではなく,酢酸ビニルの重合反応とポリ酢酸ビニルのけん化反応により合成される。 この理由を説明せよ。 (2)市販の酢酸ビニルには微量のヒドロキノンが添加されている。 この理由を説明せよ。 (3)2 段階目のけん化反応によりポリビニルアルコールが88 g 得られた。 反応が100%進行したものとして,この反応で使用したポリ酢酸ビニルの重量を求めよ。 (4)3段階目のホルマール化反応の反応式をかけ。 (5) ポリビニルアルコール88 g を用いて3段階目のホルマール化反応を行ったところ,ビニロンが94 g 得られた。 このビニロンには未反応の水酸基が何% 存在するかを求めよ。 |ize| jvz| mnl| pmm| zyb| pkg| psw| spv| ctg| dzs| nno| xxp| xrr| ruw| sjh| cwd| eiz| ili| ljs| eki| kze| jva| oxu| zpf| adq| fos| rja| nev| awm| nrn| mmz| asx| zmf| rzs| ipq| clo| tid| xsa| rfv| fyd| fkz| gah| hgo| lav| lsa| xxo| odw| wgs| nqv| fjj|