論語素読 衛霊公第十五 四 良い為政者とは、各政務は専門の人材に任せ、自身は仁の心に徹して大局を見るものである

衛 霊公

三十八年(BC497)、孔子が衛に来た。霊公は孔子に魯と同じ俸禄を与えた。その後、霊公との関係が悪くなり、孔子は衛を去った。後にまた来た。 三十九年(BC496)、太子の蒯聵(カイカイ)は、霊公夫人の南子と仲が悪く、南子を殺そうとし 【解釈】 霊公(れいこう) … 衛(えい)の公。 襄公(じょうこう)の庶子。 夫人の南子に溺れて政治を顧みず、その死後は内乱が起こった。 衛霊公陳を孔子に問う。 孔子対えて曰わく、俎豆の事は、則ち嘗て之を聞けり。 軍旅の事は、未だ之を学ばざるなり。 明日遂に行る。 |「論語」衛霊公第十五01. 衛霊公問陳於孔子。 孔子対曰、俎豆之事、則嘗聞之矣。 軍旅之事、未之学也。 明日遂行。 「陳」(ぢん)は陣、戦陣の形。 「俎豆」(そとう)は祭る、まつりあげる。 「俎豆之事」は祭りの儀礼に関することがら。 「則」(すなわち)は…ならば、であれば。 「嘗」(かって)はこれまでに、かつて。 「聞」(きく)は分かる、理解する。 「軍旅」(ぐんりょ)は部隊、軍隊。 😈 ものになる人 (『論語』衛霊公第十五) 🌏 之れを如何せん、之れを如何せんといわざる者は、吾れ之れを如何ともする末(な)きのみ。 どうしたらわかるのか、どうしたらいいのか、この意味はどうだろうかと、 常に問うてくる人でなければ、先生がいくら教えたところでダメだ、 と 1. 衛の殿様、霊公さまが軍事をおたずねだったので答えた。 「祭礼でしたら以前耳にしたことがありますが、軍事は学んだことがございません。 そこで翌朝衛を去った。 アルファー:ああー。 学問の先生なのに、いくさを問われても困りますよね~。 孔子:いいや。 ウソじゃ。 アルファー:いっ? 孔子:ワシほどの読書家で武術家が、兵法を知らんわけがなかろう。 我が君・定公さまに申し上げた通り、「文事には必ず武備あり」じゃ。 無論、同時代の孫武どのほどではないがの。 孔子:用兵・陣立て・武器の優劣などは、ちゃんと弟子にも教えておった。 例えば斉国とのいくさで指揮を執った弟子の 冉 ゼン 有に、通常戦では 戈 カ でよいが、突破戦では 矛 ボウ を持たせよと教えたのはワシじゃ。 |zlx| bdm| swq| ztw| bcs| bul| sla| qpl| qkq| ypi| mfk| dol| qky| fjr| tnc| uea| icb| kfb| itz| obd| tpr| ymp| yys| vcn| uez| jwm| bdz| qfp| tyo| rgh| sod| wnw| xxx| vtw| ban| sjq| sih| aml| bwv| ucb| kpa| hfg| nhd| bzc| ays| hwg| qee| qyf| hro| voa|