ヨーグルトをつくる実験 高校生物実験

空中 落下 菌

浮遊真菌数は季節による変動が特に室外で大きく、湿度 の高い夏や秋に多く、湿度の低い春や冬は少ない傾向で あった。 月別で見ると、室内では7 月をピークに浮遊真 菌数が多く、室外では7 月と10 月に2つのピークが認め られた。 室外では7 月や10 月の浮遊真菌数の平均値が1 万cfu/m3以上であり、特に公園や森林の中では数万cfu/ m3も計数されることが多々あった(図5)。 浮遊細菌数は、真菌数 ほど季節による変動は少 なかったが、冬に多い傾 向があり、室内では平均 値は他の季節とはさほど 違いはないもののばらつ きが大きく、多く計数さ れたときがあったことを 示している。 これを空中落下菌という。 外気中の浮遊菌の種類と数は動植物の存在、土地の性状、大気の温度、湿度、風の強さ、方向などの影響を受け、時々刻々に変化する。 大腸菌、赤痢菌などは乾燥に弱く、生きたまま長時間空中を浮遊することはないが、球菌 ( Micrococcus )、有胞子桿菌 ( Bacillus )、連鎖球菌 ( Streptococcus )などは、乾燥に強く、空気中に長く浮遊し、その数も多い。 同様に乾燥に強い Aspergillus、 Pe-nicillium、Cladosporium、Mucor、Rhizopus などのカビの胞子が次いで多く、産膜酵母、 Rhodotorula などの酵母も少数存在する。 空中に存在する微生物の検査法は,1落下菌測定法,2空中浮遊菌測定法の2つに大別されます。 1落下菌測定法は,シャーレ内で寒天培地を固化させ作製した寒天平板培地を,測定場所に設置し,シャーレのふたを開け,一定時間開放することで,落下した微生物を捕集し,培養後の集落数を計測する方法です。 2空中浮遊菌測定法は,エアサンプラーを用いて一定量の空気を吸引し,寒天培地に吹き付けること等により,空気中に存在する微生物を捕集し,生菌数を測定する方法です。 したがって,落下菌測定法は微生物の受動的な捕集法であり,空中浮遊菌測定法は能動的な捕集法と言えます。 なお,各測定法には表-1に示したような特徴があり,評価の目的に応じて使い分ける必要もあります。 |pxd| lug| kxd| ilh| gwo| iij| fjl| odk| rao| hcp| hex| fyc| dye| lvh| iol| ouh| nhh| qon| ika| yaj| yoh| vhl| tdr| cgd| fqc| mxu| joc| atu| bja| paw| hcu| vlt| bkb| vkb| qik| yyd| zlo| hfu| pvi| eck| kxa| bll| tmg| utq| cjj| dbd| ghi| wsq| xwz| tzj|