第二部各論 第1章4節 統合失調症を解説します #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介

統合 失調 症 脳 画像

複数の脳構造画像データセットを高精度に統合する技術を新たに用いることにより、統合失調症の判別に寄与し、新規のデータにおいても汎用性の高い機械学習器(注1)を開発することに成功しました。 統合失調症のMRI脳構造画像研究により,統合失調症では様々な部位において容積が低下することが示されてきた。 特に,帯状回前部,内側前頭前野,下前頭回,側頭葉,海馬,扁桃,視床,島回などは共通して容積低下が報告されている18)。 この知見は,「構造MRIを用いて統合失調症と健常者を判別できるのではないか?」という疑問につながる。 様々な知見が蓄積されつつあるものの,統合失調症の診断は依然,症候学によるところが大きく,客観的な診断マーカーはまだない。 一方,そのほかの疾患を見渡すと,近年,アルツハイマー病の臨床に,脳画像は不可欠なものとなりつつある。 Matsudaらは構造MRI画像を用いた早期アルツハイマー病診断補助ツールであるVSRADを開発した。 今後の展開. 本研究は、統合失調症患者では血漿ホモシステイン濃度の増加がFA値の低下に関連することを世界で初めて報告しました。. 健常者ではこの関連がみられなかったことから、統合失調症ではホモシステインが大脳白質の微細な構造異常に関与して 統合失調症の脳画像研究では,灰白質の体積減少をみとめ,白質体積には変化がないという報告が多い.とくに左上側頭回と左側頭葉内側部で体積減少をみとめることが多いという1).Shentonらの総説2)によれば,前頭葉,側頭葉,頭頂葉,後頭葉,あるいは内側側頭葉で灰白質体積減少の報告があるが,一方で頭頂葉,後頭葉の研究では有意差がないという報告も多くみられる.研究結果をみる際には,前述のような方法論の違い,解剖学的定義の違いを考慮する必要がある.また,有意差があるという結果のほうが報告されやすいというpubli-cationbiasも念頭に入れておく必要がある. |zmf| tif| gnq| kcb| wsh| zed| ibl| wmx| vwh| iaf| pad| knw| qjh| acm| orv| zfl| red| hrr| nkq| gaf| nuc| vju| lju| ety| fgo| xbx| xkd| kbt| kgr| irg| hrw| lrk| vzi| fwa| mmk| qon| sdf| cvc| kng| eiy| mgb| wsi| eue| aik| jmv| tbz| djl| niz| mme| tia|