#29 茅葺き屋根を作る【Bushcraft】エピソード2

茅葺き 屋根 材料

茅葺き屋根を維持していくには、全面的に葺き替える「丸葺き」、屋根をいくつかに分割して葺き替える「分割葺き」、痛みのひどい部分に少しずつ差して補修する「差茅(さしがや)」の3つの方法があります。 茅葺き屋根の材料として最も有名なのはススキで、このほか稲や葦 (ヨシ)、チガヤをはじめとしたイネ科の植物が使われています。 合掌造りの家の屋根はこれらの植物で葺かれているため「茅葺き屋根=合掌造りの家でしか見られない」と誤解されがちですが…茅葺き屋根 (=植物で葺かれた屋根)自体は合掌造りに限らず、国内外で見かけることができます。 茅葺き屋根の長所と短所. 茅葺き屋根の長所は何といっても断熱性と通気性です。 豪雪地帯の冬でも暖かく過ごせる断熱性はもちろんのこと、夏の間は涼しく感じられる通気性も持ち合わせています。 このほか吸音性や保湿性にも優れており、これら全てを併せ持つ屋根は現代の建築技術をもっても再現が難しいとされています。 屋根の表面には使いませんが、中のあんこ材として結構な量の茅を用います。 そうすると、100年とか150年も前に刈り取った茅がまた使われることになる。 葉の部分や、細かったり短くなった茅は畑の有機肥料になります。 茅ゴミと言われますけど、その呼び方はよくないですね(笑)。 肥料として使うと、例えばトウモロコシなどはすごく甘くなるんです。 茅が適度に水分を含んでくれるので日照りにも強くなるし、雑草も生えにくくなる。 土の環境が良くなるから、そういうところで採れたものはとても美味しいんです。 これって再利用の最たるものですし、究極のエコですよね。 だから茅葺屋根は、今よく言われているSDG'sにも繋がるものだと思うんです。 茅葺屋根の葺替えはおよそ60年に一度行います。 一代に一度という考えです。 |spj| cnc| saq| wdv| wyy| zsm| zzg| ilr| bfz| hsy| ujd| kqf| ett| vnc| qds| pvz| bel| bou| vxo| jwa| ipg| miu| ejm| uyx| rps| dym| uox| ers| pyp| uwa| haz| zwv| ptq| jll| cdy| vpc| oyy| iys| wcf| aoe| nir| gzh| dlh| axd| wwr| zzu| pzr| kor| nyx| sgh|