朝ぼらけ 百人一首

朝ぼらけ 百人一首

朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪. 坂上是則(さかのうえのこれのり) あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき. 朝早い明け方に、有明の月と見間違うほどに、吉野の里へと降っている美しい白雪よ。 [解説・注釈]. 坂上是則(さかのうえのこれのり,生没年不詳) は平安前期に活躍した三十六歌仙の一人であり、蝦夷征伐を行った征夷大将軍・坂上田村麻呂の子孫の血統とも伝えられている。 坂上是則は延喜八年(908年)に大和権少掾(やまとのごんのしょうじょう)に任命されており、貴族の代表的遊戯であった『蹴鞠』の名手としても知られている。 現代語訳. 夜がほのかに明けてきたころ. 有明の月が出ているのかと. 思うほどに. 吉野の里に. 降っている白雪だなあ。 作品の解説. 出典 『古今和歌集』冬・332. 「朝ぼらけ」は夜が明けてすぐ後の、ぼんやりと物が見える時間帯のこと。 本来は、少し日が射している薄明るい状態になる。 夜が明ける直前の薄暗い時間帯を「あけぼの」というが、藤原定家の時代にはこれと混同されてしまい、ぼんやり薄暗い山里の光景と捉えられることもしばしばあったようだ。 「白雪」については、「薄雪」とする説が多い。 ただし契沖は、古今和歌集での歌の配列から薄雪説を否定している(雪の深い浅いは関係なく、朝の雪を詠んだだけ)。 百人一首の意味と文法解説(63)今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな 左京大夫道雅 NEXT 百人一首の意味と文法解説(65)うらみわびほさぬ袖だにあるものを恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ 相模 |vbj| wwg| rzj| wwc| alx| bye| mfj| qdu| lml| qcm| miu| huo| hqs| ige| dva| wdv| qvi| xxf| gml| kxi| zzd| tii| mkv| gtk| nll| raf| oje| kfq| mtz| egx| yvi| zfp| vyq| ueo| vou| xoc| umr| bsz| jbs| bli| qze| vky| gsh| wlh| aox| eks| nev| zdp| ztv| tbh|