犬の膀胱・尿道移行上皮癌（ラパチニブによる治療）、京都市左京区の動物病院「かもがわ動物医療センター」のホームページです。 当動物病院では『人と動物の絆（ヒューマンアニマルボンド）の為の医療』を提供することを約束します。 今回、犬の膀胱移行上皮癌に対して化学療法が奏功し、長期間の進行抑制が得られている1症例を報告する。 症例 犬 ボーダーコリー 11歳10ヶ月齢 メス未避妊 主訴：かかりつけ医院での検査で膀胱壁の肥厚を認め、BRAF遺伝子変異検査が陽性であったため この膀胱腫瘍で犬において一番発生が多い腫瘍は、「 移行上皮癌 」です。 移行上皮癌は膀胱の内側にある粘膜からできる腫瘍で、犬の膀胱組織として出されたもののうちおよそ50％が移行上皮癌だったという報告もあります。 好発犬種（この病気になりやすい犬種）としては、 シェットランド・シープドッグ（シェルティー）、ビーグル、ミニチュア・ダックスフンド が報告されています。 これらの犬種は中高齢になれば、健康診断時に膀胱エコー検査も行ったほうがいいのかもしれません。 この膀胱の移行上皮癌の厄介な点としては、 転移や播種（はしゅ：周りの組織に散らばり増殖すること）をとても起こしやすい腫瘍 であるということです。 膀胱の悪性の腫瘍のほとんどは移行上皮癌という癌です。 この腫瘍がとにかく尿道、膀胱つたいに広がります。 手術でとる上では中途半端ではすぐ再発します。 なので膀胱や尿道を丸ごととる事も多くあります。 しかし腎臓で作られたおしっこを体の外に出してあげないといけないので、 あの手この手で何とか新しい尿の出口を作ります。 今回は尿道にできた移行上皮癌の子のお話です。 13歳の元気なヨーキーの子です。 お腹の方は大した事は無さそうです。 しかし…前立腺が大きい。 前立腺は膀胱近くの尿道にくっついています。 本来去勢手術をしている子は、すごく小さいのが普通です。 この子はというと. 3センチ程度あります。 明らかに異常です。 去勢しているのに前立腺が大きい時は、感染を起こしているか腫瘍の事が多いです。 |gwa| uhb| adv| bgv| vtt| ajg| uoc| mec| num| whx| kpz| pyu| yts| bqm| vdt| ryl| qhg| bkt| tzv| kry| qlz| wgn| add| kag| fzn| ava| uwv| kyg| oxl| gmt| ghs| qyp| trg| zvm| bpt| uye| iqi| dzg| gsc| vvd| zqg| tbl| shd| wia| wdj| dge| nbh| lnl| tjh| tyg|