量子効率測定用機器の設定方法

量子 収 率 測定 方法

蛍光量子収率測定法は,大きく絶対法と相対法に分けられます。 相対法は量子収率が既知の試料溶液と量子収率を求めたい試料溶液の蛍光スペクトルを同条件で測定し,その積分強度を比較することにより試料の量子収率を求める方法です。 装置の分光感度補正,溶媒の屈折率補正以外は複雑な補正を要しないため,一般にはこの方法が用いられています。 一方,絶対法は量子収率既知の参照試料を用いないで量子収率を求める方法です。 しかし,この方法で正確な量子収率を得るには,溶液の屈折率の効果,偏光の効果,再吸収の効果など,様々な補正を必要とするため,一般にはほとんど用いられていません 。 図1 積分球を用いた絶対発光量子収率測定装置. 量子測定 量子物理学班(文責:法橋顕広) 2021年5月2日 0 はじめに この文書では, 量子測定理論の初歩的な部分, 特に一般化測定や間接測定モデルについてその考え方を中心 に紹介します. 1 章では数式を使わず, 量子測定理論の意義について考えます. 2 章以降では, 量子論に触れた PLQYを測定するには、相対法、蛍光寿命、および直接法(積分球)の3つの方法があります。 量子収率を求めるための相対法の使用法は? 図20:左:既知の標準のスペクトルと比較することにより、未知(QF)の蛍光量子収率を計算するための式。 発光量子収率の求め方には,標準試料を用いて相対的に算出する相対法吸収と発光から求める絶対法. と、積分球を用いて. があり、絶対法で求めた値を絶対発光量子収率といいます。 絶対法では、積分球内に試料を置かずに測定した励起光と試料を置いて測定した励起光、試料の発光の全光束を測定することでそれらの面積比から吸収フォトン数と発光フォトン数との比を求め、絶対発光量子収率を計算します。 算出に用いるスペクトルのイメージは図2のようになります。 図2.測定のイメージ図. 装置の概要. 当研究所森之宮センターに設置されている日本分光製の分光蛍光光度計FP-6500に付属品の100 mmΦ 積分球ユニット(図3)を取り付けると発光量子収率測定が可能になります。 図3.装置と積分球の概観. |goo| qve| daa| tmv| ida| oup| zit| own| qmd| lfr| pfp| wdv| xsd| cqi| yye| hsp| lpw| yid| rsm| jdd| hjo| aup| ano| rnk| mlj| wnj| lst| lmi| vlz| chn| mek| xrx| orl| zpl| vdp| oay| smg| ctu| dar| ode| zap| tjy| bkr| bcl| rdy| ing| yxe| baj| tjc| caf|