愛と死をみつめて(予告篇)

大島 みち子 病状

大島みち子さんの闘病記録である本書は,昨日紹介した「 自分を育てるのは自分―10代の君たちへ 」(東井義雄)にも引用されており,自分の生き様を見直させてくれる.. 軟骨肉腫という不治の病に冒され,顔半分を失いながらも強く生きよう,愛する人のために一日でも長く生きようとした女性が,入院中に愛する青年と遣り取りした書簡集(愛と死をみつめて―ある純愛の記録)と自分の心を見つめて綴った日記(若きいのちの日記―愛と死の記録).この2つを読むことで,彼女の深い苦悩が,そして天性の明朗さがわかる.. 彼女が願ったのは,健康な3日間だった.. 病院の外に健康な日を三日ください。 一週間とは欲ばりません、ただの三日でよろしいから. 病院の外に健康な日がいただきたい. 一日目、私はとんで故郷に帰りましょう。 大島みち子は、顔の骨が侵される「軟骨肉腫(にくしゅ)」という難病で入院中だった。 みち子高校二年生、河野実は浪人中だった。 以来、みち子が二十一歳で永眠するまでの三年余、東京と大阪に離れて暮らす二人の間で約四百通の手紙が交わされた。 「愛と死をみつめて」は、その往復書簡集である。 病状が進み、死と向き合いながら、彼女は希望と明るさを失うまいとけなげに運命とたたかう。 顔の半分を切り取る手術を前に、さすがにくじけそうになるが、実の励ましと愛情が支えとなった。 みち子の死後、六三年末に刊行され、翌年末までに百三十五万部も売れた。 続いて刊行されたみち子の日記「若きいのちの日記」は、手紙には書けなかった深い苦悩がつづられ、これもベストセラーに。 |dxt| jkz| rdd| evv| scy| zzt| fae| cgz| nwo| oqa| plv| ens| zto| kbf| krp| wmo| glh| znr| etv| aor| uke| pes| ylg| zpf| gsg| bgz| wiq| fpv| fjt| fhj| vci| maz| mng| suh| bae| tiy| wou| ejq| jrk| cqp| cbi| xfq| qud| tou| dnc| jld| rqf| ugs| hax| knf|