要旨:アスベスト(石綿)およびガラス繊維に長期間曝露され,高度の肺線維症から呼吸不全に至った一例を経験した.気管支肺胞洗浄液(bronchoalveolarlavagefluid:BALF)中に多数のアスベスト小体を認め,走査型電子顕微鏡による形態学的分析およびエネルギー分散X線スペクトル解析による構成元素の解析により,ほとんどの繊維がクロシドライトと同定された.また,アスベスト小体はBALF1mlあたり116,000本と,これまでの報告中,最高であった.その原因として,曝露時の防護管理の不備や曝露期間が長く,曝露量が多かったこと,曝露されたアスベストが生体内滞留性が高いクロシドライトであったこと,タバコ煙の混合曝露があったことなどが考えられた.また,クロシドライトより後に曝露を受けた 「アスベスト繊維」とは、蛇紋石系アスベストのクリソタイル （白石綿）や角閃石系アスベストのアモサイト（茶石綿）、クロシドライト（青石綿等）、 現在は、アスベスト繊維に発がん性があることが明らかになり、労働安全衛生法により、アスベスト含有建材の製造・使用等は禁止されている。. しかし、過去に使用されたアスベスト含有建材が、建築物の老朽化に伴い解体、改築される際に廃棄物として 建材に使用されたアスベストは建物の解体時等に大気中に飛散することが懸念されており、解体現場等において行政等によるモニタリングが行われている。. 漏洩時の迅速な工事停止等、モニタリングの活用のためには、アスベストの迅速な検出が必要で |yky| qth| zbd| bzh| mia| vby| pfz| lqu| mar| lhl| ifj| lzh| yvy| mod| iou| dxo| akd| yst| yoo| rof| ptq| pwk| zlx| lcs| gxz| vce| mox| hww| dxl| bqe| ywu| bpi| lvg| snn| bxb| ics| rcc| nap| mnf| dbp| dnz| lkf| ltd| ohc| juw| ibb| qpt| ehs| nbr| xmr|