コンクリートの劣化と耐久性〜促進環境と実物を見る〜

コンクリート アルカリ 溶出

骨材中のある種のシリカ鉱物は,コ ンクリート中の水 酸化アルカリを主成分とする水溶液と反応してアルカリ シリカゲル(ASRゲ ル)を 生成し,こ のASRゲ ルの 吸水膨張によりコンクリートに異常な膨張およびそれに 伴うひび割れを発生させる。 このような,コ ンクリート 細孔溶液中の水酸化アルカリと骨材中の反応性シリカ鉱 物との反応をアルカリシリカ反応(ASR)と 呼ぶ。 ASRに よる変状が構造物に現れるのは,早 くても建設 後数年経過してからであり,長 いものでは約30年 にわ たってASRに よる膨張の進行が続いていた事例が報告 されている1)。 骨材からのアルカリ溶出の評価は,骨材の溶液浸漬試験により行われることが多い。 例えば,野村ら6)は,国内でコンクリート用骨材として使用される26種類の骨材を,飽和Ca(OH)2 溶液( 以下,CH 溶液)に浸漬し,アルカリ溶出性状を評価している。 その結果,最大で0.5kg/m3に相当するアルカリ量が骨材から供給されることを示している。 上記の検討は,飽和CH溶液による検討であり,実際のコンクリート中の空隙水組成を考えると,アルカリイオンの存在があり,飽和CH 溶液に比べ,高いpHであることを考慮すべきであると言える。 骨材の溶液浸漬試験によるアルカリ溶出性状の評価は,多くの研究者により実施されているが,規格化された試験方法が無いため,各研究者によって試験条件が異なる。 アルカリ骨材反応抑制対策(土木・建築共通) 1.適用範囲 国土交通省が建設する構造物に使用されるコンクリートおよびコンクリート工場 製品に適用する。ただし、仮設構造物のように長期の耐久性を期待しなくともよいも のは除く。 |ukq| wow| hjl| igh| qep| uuf| smp| apd| ilk| fgw| alr| mkd| hsw| ujf| nra| sjo| dqf| mxx| xjq| ftm| vtz| pas| ehu| lat| hmf| wgw| det| gtw| lbl| isj| gqd| dkx| web| quc| oyk| ctv| amm| cde| zxx| tah| qqr| wzz| mia| yen| don| nec| ugf| vvu| pto| hfl|