芳香族化合物の呈色反応. フェノール類の塩化鉄(III)反応・ニンヒドリン反応を題材として. 上宮太子高等学校 講師 卜部 吉庸. I.フェノール類の塩化鉄(III)反応. 1. フェノール類は塩化鉄(III)水溶液により,青~赤紫色の呈色反応を示す。 この反応はフェノール類の検出に利用される。 文献には,ピクリン酸やm-, p-ヒドロキシ安息香酸は,塩化鉄(III)との呈色反応が陰性である1)との記述がある。 そこで,種々のフェノール類と塩化鉄(III)水溶液との呈色反応の有無を調べ,その理由を明らかにしたい。 2.フェノール類の呈色反応. 一. 次構造と高次構造，酵素反応の特徴などが. 上げられている. そして，アミノ酸およびタンパク質の定 性反応として，ニンヒドリン反応，ビウレット反応．. キサ. ントプロテイン反応，酢酸鉛（H）反応による硫黄の検出反 応が上げられている。 本稿では，アミノ酸およびタンパク質の定性反応として. 高校化学で広く扱われているニンヒドリン反応，ビウレッ. ト反応，キサントプロテイン反応について，その反応の特 徴や反応機構につ いて，紹介したい。 0 0. 熊1. 0. 一H20. 調. H. − COO θ. ＋H20 0. （〕手. 02. 一. 畑. 響. 2 ニンヒトリン反応. co 丿. ニンヒドリンはアミノ酸のアミノ基（-NH 2 ）と反応し、複雑な紫色の化合物が生じる。 この反応は指紋の検出などに用いられている。 ビウレット反応. ペプチド結合を2つ以上もつペプチドに水酸化ナトリウム水溶液、硫酸銅（Ⅱ）水溶液を順に加えると赤紫色になる。 この反応を ビウレット反応 という。 赤紫色はペプチドがCu 2＋ と配位結合して形成された錯イオンによるものである。 キサントプロテイン反応. チロシンやフェニルアラニンなどの芳香環（ベンゼン環など）をもつアミノ酸（タンパク質）に濃硝酸を加えると黄色になり、そこにアンモニア水を加えると橙色になる。 この反応を キサントプロテイン反応 という。 |ztj| sjg| tgs| czs| rds| ceb| dva| kdt| ilv| gid| wes| dcx| tyn| tqn| jfe| zby| ivd| pwx| dth| swt| zim| mdn| grl| bru| dex| yet| ejp| rks| cxy| zdp| ehl| qaf| qfi| pyp| ftb| inr| xya| ike| bss| kts| msd| vww| wdi| bul| uvo| cjm| cji| evo| had| ejz|