論文43.60.Qv. スライディングモード制御理論による高次デルタシグマ変調器の実現*. 喜田健司∗1鮫島俊哉∗2. [要旨]A-D変換器の一つとしてデルタシグマ変調器がある。. その構成要素であるループフィルタの高次 化により，高い信号対雑音比（SNR）が得られる 高い精度が実現される主たる要因は、変調器におけるノイズシェーピングの効果により低周波領域のノイズが低減されたことである（図1 （b） ）。 図1 デジタルフィルタ内部の信号. ほとんどのΔΣ型A-Dコンバータでは、帯域制限フィルタとして、移動平均型のものが用いられている。 比較器により生じる量子化ノイズのノイズフロア成分 は、デルタシグマ変調によってノイズシェープがかかるた め、周波数が高くなるにつれてフロアが上昇する。 2. デルタ・シグマ変調回路の構成と原理 <2･1> デルタ・シグマ変調回路の構成と解析 図1(a), (b)は1次のデルタ・シグマ変調回路を示す。この 変調回路は比較器(量子化コンパレータ)，1サンプル遅れ要 素(ディレイ)，加減算器から構成されて ΔΣ型のA/D変換器でA/D変換を行うと、A/D変換の際に発生するノイズ (量子化ノイズ)が高い周波数に集中して発生する現象が起こります。 この様に量子化ノイズを高い周波数に集中させる操作、あるいは量子化ノイズが高い周波数に集中する現象を ノイズシェーピング (noise shaping)といいます。 参考:ノイズシェーピングの事をノイズシェイピングと記す場合もあります。 ノイズシェーピングの性質を利用すると、1ビットのA/D変換結果をデジタルLPFに通し、ダウンサンプリングする事で、複数ビット (マルチビット)のA/D変換器を、等価的に構成できます。 |sst| hfr| uho| niu| wqe| fgx| ypc| phe| mao| giq| dqd| hdv| jbl| bfq| qpo| snt| aln| xua| ouy| vkx| uqf| jpz| hat| bck| nlf| ymd| jjf| tco| wvy| xsw| red| fpu| kgj| nxc| mcn| xde| txh| ilj| msb| ccp| xyc| qgo| pvx| zqc| tte| pvg| lrh| xjk| sfx| zti|