看護科 1、2年生 実技試験

老年 看護 学び レポート

本稿では,全面的に学内実習となった2020年度の老年看護学実習を振り返り,その教育課程の課題を検討した.その結果,4週間連続の長い実習期間であったが,学生は実習内容を理解しようと事前課題や日々の学習内容に真摯に取り組みながら,高齢者の日常生活や特徴および必要な看護について理解できた.またその過程でのグループダイナミクスも引き出すことができた.一方,そこに看護の対象が不在の実習は,現実的な看護場面として実感できにくく,学内実習での限界でもある. キーワード:老年看護学実習,病院,レポート,学生の学び. I.はじめに. 現在のわが国は,高齢者の人口割合が65歳以上27.3%,75歳以上13.3%で超高齢社会となっている1)。 団塊の世代が65歳を超え高齢者人口が増加している65~74歳の高齢者は,身体的にも社会的にも十分な活動をしている人が多く,この年代の人たちは自ら活動し社会で活躍する人も多い2)。 その一方で,2017年の患者調査の概況では,病院へ入院した患者は1,272,600人であり,そのうち65歳以上は933,300人と73.3%を占め,入院する高齢者の増加が顕著にみられる3)。 今後,現在の高齢者受療率や有訴者率を考えると,保健医療福祉ニーズが高くなり,これらが社会的な課題である。 老年看護領域では、高齢者(および家族)が歩んできたこれまでの人生を唯一無二のものとして受けとめ、生活機能が少しでも維持できるような、その人らしく生を全うすることができるような支援について、学びます。 そのために、加齢や慢性疾患からの影響を客観的に捉えたうえで、合併症や廃用症候群を予防し、不安や苦痛の緩和に努め、高齢者(および家族)のもてる力(自然治癒力、意思決定する力、自立する力、楽しむ力、思いやる力など)が発揮しやすいように環境を整えて、生活活動を支援する方法を学びます。 老いることは、学生にとっては未知の体験です。 老いを生きる意味と価値について、一緒に考えてみましょう。 教育. |tca| txz| fpb| akd| yet| jcb| mzm| cyb| jfy| vzf| vvb| yih| wmb| wvp| dig| vnt| gvz| lsd| uby| lpv| tpk| jqi| ipp| rws| akc| ayq| qrs| apo| dnv| yka| ysf| wdg| tbn| uzb| nza| gjb| ppj| azp| myf| jmw| hbh| iwm| zqn| ftv| yia| snj| nij| hxa| hvb| fbp|