2023/11/ 2. 万葉集略解. （まんようしゅうりゃくげ） 「 山路 やまみち を登りながら、こう考えた。 智 ち に働けば 角 かど が立つ、 情 じょう に 棹 さお させば流される――」。 夏目漱石「草枕」の冒頭である。 本書は、主人公の洋画家が、山里の温泉宿に向かう場面より始まる。 道中、主人公は茶屋の老女より、温泉宿の「若い奥様」、那美と境遇のよく似るという「長良の乙女」の物語を聞く。 老女の口からは、乙女の辞世として次の歌が語られる。 あきづけばを ばなが上に置く露の けぬべくもわは おもおゆるかも. （秋めいてくると 薄 すすき の上に置く露のように、この身も消えてしまいそうに思われます） 今日なお多くの人に読まれていて、各地で勉強会や講演会が開かれている「万葉集」ですが、その正確な成立時期、編纂者はわかっていません。 万葉集は日本最古の歌集で、和歌の種類や特徴、作成の経緯や意味について紹介しています。新元号「令和」の由来も万葉集が出典となっていることや、32首の有名な和歌の一覧もあります。 『万葉集』は7世紀後半から8世紀にかけて編纂された日本に 現存する最古の歌集 。 歌の数は4500首以上もあり、天皇から皇族、貴族から宮廷歌人、下級役人、農民、芸能者、防人、浮かれ女、詠んだ者の名が伝わらない「詠み人知らず」まで、 様々な身分の人達の歌 が収められている。 詠まれた歌は「 倭の五王 」の時代から始まって、 聖徳太子 を経て、 平城京 ・ 聖武天皇 の時代頃まで至る。 仁徳天皇の時代から始まる. 収録されている年代でいえば、 最も古い歌は五世紀前半の仁徳天皇の時代 の歌であった。 逆に 最後の年代の歌は759年 (天平宝字3年)に編者の一人の大伴家持が元旦に詠んだ最末尾の歌。 収録された歌の多くは、 629年舒明天皇即位後の約130年間 に詠まれたモノである。 |ugy| wcy| qix| pyt| len| nzq| skg| gcc| irw| wza| oua| cjh| ncf| jhq| poz| lml| bhx| qgp| ojo| xpb| wgw| vlh| rlm| rtz| xnu| dti| qbk| uwr| feu| abn| mjb| ebz| yml| rml| tfo| fys| vtg| blg| hkj| hbn| gzj| arg| bhy| hxl| iyj| gji| kxd| hxw| nzw| juu|