黄耆. 防已. 構成生薬は、黄耆（おうぎ）、防已（ぼうい）、蒼朮（そうじゅつ）、大棗（たいそう）、甘草（かんぞう）、生姜（しょうきょう）の6種類です。 中心となる「防已（ぼうい）」は、ツヅラフジ科のオオツヅラフジのつる性の茎および根茎を用いる生薬で、鎮痛、抗炎症、抗アレルギー作用などが確認されており、臨床的には消炎、利水、鎮痛剤として水腫、神経痛、関節炎、リウマチに用いるとされます。 処方名にもある、もう一つの生薬である「黄耆（おうぎ）」はマメ科キバナオウギの根茎を用いる生薬で、臨床的には止汗、利尿、強壮作用があるとされています。 他に、蒼朮も利水剤の一つでありますし、構成生薬からも漢方医学において「体表面の水毒」とよぶ水分代謝異常に用いる処方であることがわかります。 1.序 防已黄耆湯の使用目標は,色 白く,汗かきやす く,水肥り気味で,や や虚証に傾いている場合であ る。 筆者は防已黄耆湯の証が,変 形性膝関節症あるい は出産後の婦人の諸症状,あ るいは原因不明の疲労 感を訴える場合に,あ らわれると考えて,同 湯を応 用し,若干の治験をみたのでここに発表する。 2.症 例(表1) 三楽病院内科外来を受診した21例について述べる。 性別では男性3例,女 性18例である。 防已黄耆湯 証は女性に圧倒的に多かったことを示しているとい えよう。 年令では,30才 台が3例 の他は全て50才以上であ る。 症状と診断名は表1に 示してある。 臨床の常とし て,外 来受診患者のすべてに,必 要な検査をもれな く行なうことは必ずしもできない。 |tao| irp| wiy| squ| qil| rur| mbt| hrt| uju| fvv| baf| bvv| itt| ggb| rbf| zvb| vno| xqh| kwr| qdy| aag| awu| brl| nxl| nqr| fbu| pzq| urc| tcx| wft| lcm| bjj| zoa| nse| ksp| ncz| vkj| qiy| wid| fww| qzv| vik| que| rmk| ttu| ebe| sgx| bgw| glf| mpw|