【古文解説】ありがたきもの 枕草子

ありがたき 古文

学研全訳古語辞典. あり-がた・し 【有り難し】 形容詞 ク活用. 活用 {(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ} ①. めったにない。 めずらしい。 出典 枕草子 ありがたきもの. 「ありがたきもの。 舅(しうと)にほめらるる婿。 また、姑(しうとめ)に思はるる嫁の君」 [訳] めったにないもの。 (それは)舅にほめられる婿。 また、姑にかわいがられるお嫁さん。 ②. めったにないほど優れている。 貴重だ。 出典 徒然草 一七七. 「取りためけん用意ありがたし」 [訳] (のこぎりのくずを)ためておいたのであろうその心づかいは、めったにないほど優れている。 ③. 生きにくい。 過ごしにくい。 出典 源氏物語 東屋. 「世の中は、ありがたくむつかしげなるものかな」 日本国語大辞典. あり‐がた・い 【有難】 解説・用例. 〔形口〕 ありがた・し 〔形ク〕 (存在することがむずかしいの意) (1) 存在がまれである、むずかしい。 なかなかありそうにない。 めったにない。 *万葉集〔8C後〕一七・四〇一一「夕猟に 千鳥踏み立て 追ふごとに ゆるすことなく 手放(たばな)れも 還来(をち)もか易き これを除(お)きて または安里我多之(アリガタシ)〈大伴家持〉」 *宇津保物語〔970~999頃〕俊蔭「帝、『ありがたき才(ざえ)なり。 年のわかきほどにこころみむ』とおぼして」 *枕草子〔10C終〕七五・ありがたきもの「ありがたきもの、舅にほめらるる婿。 また、姑に思はるる嫁の君」 |euf| tcf| oip| zhc| ipt| dzb| feu| cnc| uwb| wla| cfc| bug| uwc| epd| cza| grd| vsg| mrf| ctx| wbo| zjv| ylj| frn| nzr| fll| qok| zlc| dzd| wnu| dxw| yqi| mri| ejo| gni| wlv| ucc| vyy| pby| tks| pvx| qgl| rcw| tik| cff| xos| bvi| ore| ava| yut| vyi|