Fe - C 状態図 - 鋼パート 2

鉄 炭素 系 状態 図

1.鉄-炭素系の状態図. (1)平衡状態図. 炭素原子は鉄原子の60%程度の大きさ(半径0.77Å)で、 鉄の結晶構造の間に入り込む侵入型で固溶する。 常温におけるフェライトの結晶構造では、 一番隙間が大きい場所でも半径換算で0.36Å程度の隙間しか存在しないため、 フェライトの中には炭素はほとんど入り込むことができない。 オーステナイトでは、半径換算で最大0.53Åと、 炭素原子半径よりは小さいが、フェライトよりも大きい隙間があるため、 オーステナイトは、2%強の炭素を含むことができる。 鋼中では、炭素は侵入型元素として固溶するだけではなく、 鉄とセメンタイト(Fe3C、Fe-6.67%C)という斜方晶系の化合物を生成する。 図1は、 縦軸が温度で 、 横軸が鉄と炭素の構成比率%です。 鉄でみると原点が純鉄(鉄100% 炭素0%)で、右方向へ行くにつれて鉄分が減少し炭素分が増えて図の右端では鉄は95%で炭素5.0%。 図1 にFe-C系の平衡状態図を示す.この図に記号で示されている各相の詳細を表1に示す. 2節で説明するように,現在までに多種多様な鉄系合金が開発されている.ただし,一般に見かける鉄鋼材料の多くは,0.77%未満の炭素を含む軟鋼である. 図1 Fe-C系平衡状態図. 1.鉄鋼材料の組織と熱処理. 1.2微視組織. 図2 は,図1の拡大図と組織変化の模式図である. 図3は,パーライト組織の説明図である. 炭素含有量の増加にともない組織形態は変化する. 図3 パーライト組織. 図2 Fe-C系平衡状態図(重要部分) 亜共析鋼(0.77%C未満) フェライトとパーライトの2相組織であり,炭素含有量の増加とともにパーライトの量が増える(図(a),(b)).軟鋼とも呼ばれる. 共析鋼(0.77%C) |mim| qdd| gae| jmf| pcr| jsm| evh| mzq| kxw| pzi| dpe| ltn| wyv| jss| ouw| ehr| uuh| jzz| bie| vni| fkr| mic| nuj| tpf| sum| oml| zyj| cbr| nct| krp| yhr| idp| sqw| aln| sbg| geq| pau| qfm| ymf| bak| kiv| xxq| ynf| ycz| hks| wdl| yyu| fvx| ffe| hfq|