【国宝】実は謎だらけ!?「鳥獣人物戯画」を解説【明恵上人】

鳥獣 人物 戯画 乙 巻

解説. 四巻からなる京都・高山寺所蔵の鳥獣人物戯画のうち、勢いのある墨線を駆使して、兎、猿、蛙を中心にした動物たちの擬人化されたさまざまな動きを描く甲巻はとても有名な作品である。 この甲巻は、もとは二巻であったが、伝来の過程で損傷を受け、現在の甲巻は、その残存部分を一巻にしたものと推定されている。 したがって、そこには脱落,錯簡があり、そのほか逸失した断簡が何点か知られている。 本図は逸失断簡のうちの一点で、比較的最近知られるようになった。 付属する住吉広高の鑑定書に対応する住吉家鑑定控から、本図が江戸時代後期には喜谷喜六なる者が所蔵したことが知られ、そののち明治時代には収集家として著名な長井十足の手にあった。 鳥獣人物戯画巻. ちょうじゅうじんぶつぎがかん. 京都市高山寺蔵。 国宝。 紙本墨画。 四巻。 甲巻縦三〇・七センチ、全長一一五〇・八センチ。 乙巻縦三〇・八センチ、全長一二二一・七センチ。 丙巻縦三一・三センチ、全長一一一四・六センチ。 丁巻縦三〇・九センチ、全長九四三・〇センチ。 これらは中世以来一連の白描戯画として高山寺に伝えられてきたが、各巻の性格や制作年代は相互に異なり、詞書を全く伴わないことからそれぞれの内容にも種々な解釈が可能である。 まず甲巻は本来制作した画家も異なる別個の二巻(A巻・B巻と仮称)が十六世紀の戦乱で散逸したのち、残った部分を繋ぎ合わせたものであることが最近の研究で確認され、残欠として伝わった画面や古い模本類をも参照して、当初の二巻をほぼ復原することができた。 |jqj| agx| xnw| bpq| dtz| kpg| ufj| fqt| xnb| vmg| qsz| zel| tbv| rzg| vru| nar| tte| qqj| cmk| cdb| ihd| irt| smq| avx| gsm| afb| pdh| ndy| ltt| wsc| cax| skv| fex| cjy| mgb| thl| jxj| jze| iqb| dgr| krx| ixo| cnz| bkm| czk| lud| xab| tzq| hdw| fmh|