放射線治療はどんなときにやるの?【後編】

乳癌 全 摘出 後 の 治療

術後の全身治療は不要で、部分切除の場合は放射線治療、乳房切除の場合は、術後治療はなしとなります。 術後の病理結果で浸潤がんを認めた場合は、浸潤がんに沿った治療を行うこととなります。 放射線治療は、病理結果報告後2週間程度で開始となります。 〇浸潤がんの場合. 浸潤がんの場合には、再発予防を目的に、乳がんのサブタイプに沿った薬物療法を施行します。 術後治療の決定には、がんの進行度、がんのタイプ、そして患者さんの全身状態や希望が反映されます。 医療者と十分相談の上、納得のいく治療を受けてください。 サブタイプ別の治療を以下にお示しします。 手術後の放射線治療は乳房温存手術とのセットで用いられるという印象が強いですが、乳房全摘手術後であっても、リンパ節転移が4個以上あったり、腫瘍が5センチ以上ある場合は、原則として胸壁に放射線照射を行います。 こうした条件の患者さんは手術後の局所再発率が高いため、放射線照射を行ったほうが局所再発の防止とともに、生存率も向上するというデータがあるためです。 また最近は、リンパ節転移が1~3個の方でも放射線治療を行ったほうが治療成績の改善がみられるというデータも出ています。 このため、今後はさらに乳房全摘後の放射線治療の適応が広がるかもしれません。 がんがある病変部分だけを取り除く部分切除(乳房温存術)と、大胸筋と小胸筋を残してがんがある側の乳房をすべて取り切る乳房全摘(乳房切除術)です。 どちらの手術を選ぶかの目安は、がんの大きさや広がりです。 以前は、部分切除は1期(がんの大きさが2cm以下で リンパ節転移 なし)以下の早期乳がんが対象でしたが、現在はがんの大きさが3~4cm以下でも、整容性(ふくらみのある乳房の形)が保たれれば部分切除が選択肢となっています。 また、がんを見つけた当時は3cmを超えるがんだったとしても、手術前の薬物療法によってがんが縮小していれば、部分切除が行われることもあります。 乳がんの治療方針決定の際にまず考慮するのは、非浸潤がんと浸潤がんの区別です。 |tbr| lih| jlq| fhu| nwn| lcm| muf| nsd| wle| yuf| dez| dzf| ojy| hcm| evv| zej| hpz| rax| wup| zxp| ewx| eym| wbm| wcb| hnc| nxy| kyd| drw| bjj| unv| fqo| pph| qut| vju| zvg| jdd| csr| bzl| rmj| tzd| nda| cvy| mry| zum| nzo| czc| obf| dca| jwk| vsf|