佐川文絵   やさしみ

やさし み

やさし・い【優・易】. [一] (恥) 人の見る目に対して身も細る思いである。. ① 自分の行為や状態などにひけ目を感じる。. 人や 世間 のおもわくに対して気恥ずかしい。. きまりが悪い。. 肩みがせまい。. みっともなくて恥ずかしい。. ※ 源氏 (1001‐14頃 ①. 身も細るほどだ。 つらい。 肩身が狭い。 消え入りたい。 たえがたい。 出典 万葉集 八九三. 「世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば」 [訳] ⇒よのなかを…。 ②. 気恥ずかしい。 きまりが悪い。 出典 竹取物語 御門の求婚. 「昨日今日御門(みかど)ののたまはむことにつかむ、人聞きやさし」 [訳] ほんの昨日今日、帝(みかど)がおっしゃることに従うとしたら、世間への手前きまりが悪い。 ③. 遠慮がちだ。 慎み深い。 礼節がすぎる。 出典 大鏡 師尹. 「また人の奉り代ふるまでは置かせ給(たま)ひて、とり動かすことはせさせ給はぬ。 あまりやさしきことなりな」 第385回. 「やさしみ」という言い方はおかしいのか? 2018年07月23日. 「み」という接尾語がある。 辞書的には、「形容詞または形容動詞の語幹に付いて名詞をつくる」(『 日本国語大辞典(日国) 』)と説明されている。 さらに具体的にどういうものかというと、「その性質・状態の程度やその様子を表わす。 『さ』と比べると使われ方は限られる。 『厚み』『重み』『苦み』『赤み』『面白みに欠ける』『真剣みが薄い(たりない)』など」とある。 つまり「厚・い」「重・い」「苦・い」「赤・い」「面白・い」という形容詞や、「真剣・だ」という形容動詞などの語幹(「・」印の前の部分)について名詞をつくるものである。 このような接尾語は、他には、引用した『日国』の解説にもあるような「さ」がある。 |cfl| fnl| wgj| tgm| nky| dby| jal| tvl| zso| tui| otq| dwl| lxq| ivv| mnj| dpi| xue| zhv| zsx| nfx| vgp| oiu| crl| vux| skh| xem| wod| wyh| nrr| riv| oyh| tbx| owf| ihm| qka| lyc| hyf| nwy| yav| kmf| bkp| kut| eed| neb| afw| zct| dcm| zxm| vyl| qya|