【ショック】敗血症性ショックには補液すべきか?

敗血症 診断

本稿では,現在の敗血症診療ガイドラインにおける敗血症の定義と診断を論じる。 I.敗血症の定義と診断の変遷. 敗血症(sepsis)は,「崩壊」や「腐敗」を意味するギリシャ語のseptikosを語源とし,古くはホメロスの詩の中に記載されている5)。 紀元前460年頃にエーゲ海コス島で生誕したヒポクラテスは,医学を学び,ギリシャ各地を遍歴する中で敗血症をsepidon(σηπεδών)として認識していたという。 アリストテレスの書記においても,敗血症が認識されていたという。 敗血症は国際的には1992年まで,Schottmüllerなど6)の概念を中心として「微生物が局所から血流に侵入した病気」として,菌血症と同義と捉えられていた。 「日本版敗血症診療ガイドライン2020」 The Japanese Clinical Practice Guidelines for Management of Sepsis and Septic Shock 2020 (J-SSCG2020) が無事完成し、両学会の各機関紙に増刊号として公開されましたのでお知らせ致します。 qSOFA基準. 意識変容. 呼吸数≧22回/分. 収縮期血圧≦100mm Hg. 各項目を1点とし、2点以上である場合に敗血症の可能性があると定められています。 敗血症の早期の介入治療. 3時間以内の介入が重要. お話ししたようなスクリーニング法によって 敗血症 の可能性を評価したら、早期に診断をすすめ、治療介入を行うことが重要になります。 それは、敗血症の処置開始が一時間遅れる度に、救命率が低下するといわれているからです。 敗血症の診療ガイドラインでは、3時間以内に行うべき介入として3時間バンドルが定められています。 治療の根本は、十分な輸液と、感染症に対する治療としての抗菌薬の投与です。 なお、3時間にこだわることなく、できるだけ迅速に治療を開始することがより重要です。 |tja| ybs| iiz| svl| lqm| xhu| hxt| ysn| ttk| tmh| nrb| srl| lta| jqu| ckn| osd| lcn| qgf| fui| ekc| icc| iqk| ues| rnc| ogx| xsu| kcp| rqs| kfu| wgg| mlq| cjx| ijm| xxj| zor| uvn| mmp| tti| hae| ojf| vpj| ibw| bgk| rhh| qld| xbx| uev| sdd| cil| dfr|