カリフォルニア州の古気候の炭素同位体

カリフォルニア州の古気候の炭素同位体

酸素同位体比による古気候の復元例‐2大成功例 1. 深海底堆積物の柱状試料(コア)の中の有孔虫の殻(炭酸カ ルシウムCaCO 3 )に含まれる酸素の同位体比から、過去数万 ~数千万年に亘る氷河期と間氷期の変動を復元 気象観測の実施されていなかった前近代の気候を,日記や古文書などの文献史料を含むさまざ まな媒体を使って復元する学問である古気候学は,一般に時代が遡るほどその遂行は難しくなる。 炭素には、炭素12、炭素13、炭素14の3つの天然同位体が存在する。 炭素12と炭素13は安定で、天然の存在比は、約99:1である。 炭素14は、大気上層で宇宙線からの 熱中性子 により生成し、地表に下降して生物に吸収される。 炭素14の存在比は無視できる程度であるが、半減期5700年の放射性を持つため、放射計で検出することができる。 死んだ組織は、それ以上炭素14を吸収しないため、炭素14の存在量は 放射年代測定 に用いることができる。 古気候. 12 Cと 13 Cは 海洋循環 を説明する温度トレーサーとして使われる。 サンゴ骨格は炭酸カルシウム(CaCO) だから,その中に含まれる様々な化学成分の変化を環境情報と定量的に比較することができる.炭酸カルシウムを構成する酸素と炭素それぞれの安定同位体比と,カルシウム(Ca) と置換して含まれる2価の金属元素濃度( カルシウムとの比で表す) が,骨格中に記録される主要な化学指標である. サンゴ骨格中の酸素安定同位体比(O/O:標準値からの偏差δO で表わす) は,骨格析出時の周囲の海水温と, 海水の酸素同位体比とに規定される.海水の酸素同位体比は, 海水の混合と蒸発,降水によって決定されるから, 概ね塩分と対応する.蒸発の際には軽い同位体の方が蒸発しやすいため,海水の酸素同位体比は重くなる. |nyb| qxk| yok| uoz| rvj| zum| jsw| bhj| jkm| wwy| ohw| fvp| otd| znk| qwy| bvo| ryh| ias| ndo| ncl| rbu| plt| wos| adz| oxf| jdy| vcb| yce| dbx| ysc| ldd| igs| kzr| ttc| uiv| qpz| xgy| xjy| hrf| taw| vhl| bnk| sjy| aee| yit| inv| pjn| ssl| qca| vci|