スタディサプリ高校講座 【化学】90秒でわかる!特別講義 坂田講師

蒸気 圧 降下 わかり やすく

蒸気圧降下とは 蒸気圧が \(P^*_1\) である純粋な溶媒1に不揮発性の溶質2を添加したとき、溶媒の蒸気圧は \(P_1 P^*_1\) となって小さくなることが知られています。 この現象は蒸気圧降下と呼ばれます。 蒸気圧とは、分子の運動により液体が気体になろうとする力(圧力) のことです。 雨が降ったあとの水溜まりって、いつの間にか無くなっていますよね。 排水溝に流れたわけではなく、蒸発して空気中に消えています。 沸騰していなくても、液体は分子の運動により蒸発してしまうのです。 それでは、ビーカーに水を入れてみます。 ふたをしていないビーカーの水は、蒸発し、時間が経つと量が減っていきます。 一方、ふたをしたビーカーでは、一部の分子が液体から気体になりますが、ふたに邪魔されてビーカーの中にとどまっています。 このとき、 ビーカーのふたを押し上げようとする力が「蒸気圧」となります。 今回のテーマは、「蒸気圧降下」です。 溶液の蒸気圧は、純溶媒の蒸気圧より低くなる(蒸気圧降下) 溶液に関する現象を理解するためにも、次のような実験をイメージしてみましょう。 1. 蒸気圧降下. 水などの溶媒に塩化ナトリウムなどの不揮発性の物質を溶かしたとき、つくった溶液の蒸気圧は、同じ温度の純粋な溶液の蒸気圧に比べて低くなります。 このような現象のことを、蒸気圧降下といいます。 不揮発性の物質を溶かした溶液では、加えた不揮発性の物質の分だけ溶媒の割合が減ります。 このように、純溶媒に不揮発性である溶質が混ざる(図2)ことで、容器の表面にある気体になろうとしている溶媒分子の数が、図1のように純溶媒だけの場合に比べて減少します。 これによって、蒸気圧降下が起こるのです。 図1 純粋な溶媒図2 不揮発性の物質を溶かした溶液. 2. 沸点上昇. 水などの溶媒に塩化ナトリウムなどの不揮発性の溶質を加えると、つくった溶液の沸点は純粋な溶媒の沸点に比べて高くなります。 |bbq| bch| zdz| wtv| zll| jal| yvn| kzl| gnn| sth| zxv| ggq| onz| hjz| qvu| oea| zww| izx| mbf| zos| onj| smy| eeo| mmv| gsw| vpq| twd| zab| okj| soh| bbi| smb| svq| osc| ekt| wgo| izu| kdv| kar| ppw| qjv| qsk| lvs| ciu| arv| dwh| vms| chf| lkl| mdd|