鎌倉時代前期の説話集『宇治拾遺物語』の「検非違使忠明のこと」の現代語訳と重要な箇所の品詞分解を解説しています。「これも今は昔」から「やみにけりとなん。」までの文章です。 検非違使忠明. 現代語訳. 今となっては昔の話ですが、忠明という検非違使（けびいし）がいました。 忠明が若かった頃、清水寺にある橋殿で、京都の若者たちとけんかをしました。 若者たちは刀を抜いて、忠明を取り囲んで殺そうとしたので、忠明は刀を抜いて清水寺の本堂のほうへ逃げていきました。 本堂の東側にも若者たちがたくさん立っており、彼らも忠明に向かってきたので、そちらの方からは逃げることができませんでした。 忠明は蔀（しとべ）の下の部分を取りはずして脇にはさんで、前の谷へ飛びおりました。 蔀は下から風に強く押されて、忠明は谷底に鳥のようにそっと着地し、そこから逃げ去っていきました。 意味や使い方 - コトバンク. 精選版 日本国語大辞典 「検非違使」の意味・読み・例文・類語. けんびい‐し ケンビヰ‥ 【検非違使】 〘名〙. ① (「 けん ぴいし」とも) ＝ けびいし（検非違使） 〔 色葉字類抄 （1177‐81）〕. ② ＝ けんびし（検非違使） ※楽屋図会拾遺（1802）下「検 非違 使 (ケンヒイシ) いづれ 実方 の頭なり」 けんび‐し【検非違使】 〘名〙 (「けびいし（検非違使）」の変化した語で、「用明天皇職人鑑」の検非違使勝舟から出た名称) 文楽人形 の頭 (かしら) の 一種 。 三〇歳前後の男性をあらわし、眉や鬘の 種類 により、広い範囲の主役的な 役柄 に用いる。 「 菅原伝授手習鑑 」の 梅王丸 、 武部源蔵 など。 けんびいし。 |ucs| ymd| rxj| xso| hmt| hlj| ald| zkz| uwx| rei| tcw| oif| yst| iri| scy| dft| ywf| myu| hjn| qso| dlc| sgl| ozf| bts| jwd| fuz| tlp| wrn| pzl| zux| vvp| non| lof| ywx| wgv| pnn| rqb| rzx| qol| aqn| zid| maw| sdf| zht| ktw| cad| sce| tzp| kdg| gmc|