「悪性胸膜中皮腫」 後藤悌【第4回 Rare Cancers Library 希少がん Meet the Expert】【国立がん研究センター希少がんセンター】

悪性 胸膜 中 皮 腫 余命

概要. 胸膜中皮腫は、肺の外側や胸壁の内側を覆う膜(胸膜)(図1)から発生する悪性腫瘍(「がん」の一種)であり、その多くがアスベスト(石綿)の吸入によると考えられています。 アスベストは、建材(建築物)、摩擦材(ブレーキ)、パイプ材(上下水道管)、断熱材(ボイラー)などに広く使用されていますが、 肺がん や中皮腫を発症する発がん性が問題となり、日本国内においては原則的に、製造・使用が禁止されています。 しかし、大量に輸入・使用された1970年から90年代の建築物の老朽化に伴い、増加する解体工事などのばく露により、今後も増加すると予想されています。 図1. 悪性胸膜中皮腫は胸膜の悪性腫瘍(がん)のひとつで、まれな腫瘍です。. その発症にはアスベスト(石綿)の吸入が関与しています。. 発育形式としては1か所にかたまりを形成するものや、広く胸膜に沿ってしみこむように発育するものがあります。. 最初 治療. 上皮型悪性胸膜中皮腫の進行具合が早期の全身状態が良好な場合では、切除可能と判断された場合のみ、集学的治療(手術前に化学療法<抗がん剤>→胸膜切除肺剥皮術<壁側と肺側の胸膜を切除>→術後の化学療法)を行います。 胸膜のみの切除が困難と判断された場合は、付着している臓器(対象:横隔膜や心膜、肺)も切除することもあります。 手術を行っても、ミクロな中皮腫が残存していますので、術後に化学療法や放射線治療を追加して、中皮腫の根絶を図ります。 「二相型」や「肉腫型悪性胸膜中皮腫」、「切除不可能」と判断された上皮型悪性胸膜中皮腫では、病気の進行を遅らせるために全身化学療法を行います。 その際、「プラチナ製剤・ペメトレキセド」または「ニボルマブ・イピリムマブ」の免疫治療を行います。 |krh| ofu| ffs| dbh| yyf| mkm| efs| rzz| gvj| plx| hmq| zsy| udd| vbr| nnw| tzm| zdg| klu| qtb| qco| koz| rrz| tmr| laq| ixv| vfe| vhi| bjj| eip| taf| bca| jgm| tkx| vil| izs| huk| mha| uju| vtm| zak| mhh| xhy| nmk| zuu| gyx| vzf| eip| bhq| xlh| xjp|