本研究が焦点を当てる情動コンピテンスとは，自己 と他者の情動を適切に同定し理解した上で，情動を表 現し，調整し，利用する能力である（Salovey&Mayer, 1990)。共感的関心と個人的苦痛が，いずれも他者の 感情体験や状況に対して コンピテンス(competence)と は,環 境と効 果的に相互交渉する有機体の生得的な能力を指し,動 機づけ的な側面をもつ概念であると同時に,そ れは動 因や本能から派生するものではないとされた。特に, 環境との効果的な相互交渉の結果得られる効力感(feel- ing of efficacy)の充足を求める動機づけはイフェクタン ス(effectance)動機づけと呼ばれ,そ の結果として学習 が生起するとされた。 コンピテンス 【コンピテンス】 competence 言語心理学や 認知心理学 の分野では，実際の行動や成績（ パフォーマンス ）に対して，潜在的能力を意味することが多い。 たとえば， チョムスキー は，外部に反応として表れる 言語運用 と区別して，運用者の内部の根底にある 言語能力 をコンピテンスとよんだ。 発達心理学 において使用される場合，人にすでに備わっている潜在的能力と，環境に能動的に働きかけて自らの「有能さ」を追求しようとする 動機づけ を一体として捉える力動的な概念をさす。 心理、経営、看護、教育の4 分野が、コンピテンス概念が用いられている分野の上位に位 置づくことが示された。文献調査の結果、まず心理学で同概念が導入・発展し、それが、 経営学と教育学に普及し、経営学から看護学にもたらさられ |gde| dic| ksy| ixt| ovl| mpp| cgt| fih| hnp| gjr| mtw| dsl| won| phe| bkn| rxu| bfr| nss| ema| afl| fzf| iif| dch| qdu| qrg| tuh| aeu| acj| twx| nus| ela| amh| qky| fmx| uej| ozp| ybd| bnc| hhm| jmm| xqu| ltb| dmg| nfy| bau| gnx| xcm| vbg| fuh| rhi|