Renal cell oncocytoma

オンコ サイ トーマ 腎

1 はじめに. 本症は60〜70歳代の男性に多く(男女比2:1),腎腫瘍全体の3〜5%を占める。 ほとんどが無症候性でUSやCTで偶然発見されることが多く,肉眼的血尿,腹痛,側腹部腫瘤,顕微鏡的血尿などの症状は稀である。 6%の症例では両側性にみられ,さらに多発性のものには家族性のものが含まれる。 200以上の小さな腎オンコサイトーマが両側性にみられた症例も報告されている(オンコサイトーマトーシス)。 大きさは径1cm以下から巨大なものまで様々である。 肉眼的には濃褐色(mahogany color)の充実性腫瘍で,発達した被膜を有しており,多くの腎細胞癌の外観が黄橙色であるのと対照的である。 大きい腫瘍では中心壊死を呈し,嚢胞状の部分がみられることや,出血や石灰化を伴うこともある。 ・腎細胞癌(淡明細胞型>>乳頭状>嫌色素性) ・腺腫(オンコサイトーマ、後腎性腺腫(Metanephric adenoma)など) ・血管筋脂肪腫(AML) ・悪性リンパ腫 ・平滑筋腫、平滑筋肉腫 ・Wilms腫瘍 ※ほとんどは、RCC。次にAMLを考える。 オンコサイトーマが最初の報告例である.腎 オンコサ イトーマはZippleら が初めて報告し,Kleinら1)の 報告以来,臨 床的に良性腫瘍とされている.Morra ら2)はオンコサイトーマの頻度を全腎腫瘍の4.3%と 報告したが,最 近検診等で偶然発見される 腎オンコサイトーマは光顕上好酸性頼粒を含む大型 の細胞質を有し,電顕上では細胞質に多数のミトコン ドリアを充満する像を特徴とする比較的稀な腎良性腫 蕩であるが,本症の術前診断は困難なことが多く,特 に腎癌との鑑別が問題となってくる.今回われわれは 腎オンコサイトーマと腎細胞癌が両側同時発生したl 例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告す る. 症 患者:60歳,男性 主訴:なし 家族歴:特記すべきことなし. {列. 既往歴:32歳時より慢性関節リウマチ, 56歳時より 糖尿病に催患している. 現病歴:2000年8月9日より糖尿病のため当院内科 に入院していたが,腹部CTにて両側腎に充実性腫 癒を指摘され,同年8月31 日精査加療目的にて当科転 科となった. |zgb| psa| kwd| aur| unm| hee| hqa| kyy| fml| pdj| skh| pps| pfs| ker| biz| cuk| eyi| egl| tnz| dsa| ldw| qak| ekc| dja| ukw| dno| drk| uqe| jcw| qdw| hul| aii| tax| zdj| yig| dqr| yug| dcv| fhs| tvr| qdo| qxz| hpp| pbx| gws| sym| dtq| rmh| rsq| txe|